クレジットカードを作成し、郵送で受け取り設定をした場合、仕事や学校で平日の昼間は不在だと受け取るのが難しい場合が多々あります。
家族と一緒に住んでいるなら、その家族が代わりに受け取ってもらいたいと思うことでしょう。
しかしながら、クレジットカードを受け取り方法はカード会社の発送方法によって異なるので、注意が必要です。
そこで今回は、クレジットカードを受け取ることができるのは本人だけなのか、家族は受け取ってはいけないのか、受け取る際の疑問点などを解説します。
クレジットカードの受け取り方法は2種類
クレジットカードを受け取る方法として、2つの選択しがあります。
● 自宅への郵送
● 店頭での手渡し
自宅への郵送
クレジットカードカード会社によりますが、自宅への郵送の場合、申し込みから1~2週間で自宅に到着します。
自宅への郵送でクレジットカードを受け取る場合、「本人のみ受け取りができる」のが原則です。
これは、クレジットカードの受け取りが、申し込みだけでは判別できない「本当にその人がその場所に住んでいるのか」を確かめる所在確認の意味が込められているからです。
そのため、不在時の場合は再配達となり、ポストや宅配ボックスに投函されることはありません。
不在だからといってポストや宅配ボックスに投函されることはないので、その点は注意が必要です。
同様の理由で、クレジットカードカードは転送サービスを使ってもカードは受け取れません。
クレジットカードを受け取るには、本人が、身分証明書を配達員に提示し、確認してもらってから、受け渡しが完了します。(詳細は後述します)
なお、カードの更新や2枚目以降発行する場合は、簡易書留で発送される場合が多いです。
簡易書留は、本人以外でも受け取ることができます。
本人以外が簡易書留を郵便局で受け取る方法は、こちらをご参照ください。
店頭での手渡し
クレジットカード会社によっては、店頭・カウンターでクレジットカードの手渡しや、最短即日発行をしている場合もあります。
エポスカードやセゾンカード、イオンカードが、即日発行で有名ですね。
即日発行できる理由は、割賦販売法の一部が改正され、審査手法が高度化したためです。
蓄積されたデータ等に基づく高度な限度額審査の手法について、経済産業大臣が認定する制度を創設します。認定事業者は、認定を受けた審査手法をもって、現行の支払可能見込額調査に代えることができることとします。
「割賦販売法の一部を改正する法律案」が閣議決定されました (METI/経済産業省)
しかしながら、申し込み時間や審査内容によっては、即日発行できないこともありますので、早くクレジットカードを発行したい場合は、インターネットで事前に申し込みをし、審査完了の連絡がきた際に、受け取り場所を最寄りの店頭にしておくとスムーズです。
即日発行されたクレジットカードは、そのまま即日利用も可能です。
クレジットカードの発送方法は主に3種類
クレジットカードを自宅で受け取る場合は、主な発送方法は以下の通りです。
- 佐川急便「受取人確認サポート」
- 日本郵便「本人限定受取郵便( 特定事項伝達型 )」
- 日本郵便「簡易書留」
どの配送方法になるのかは、クレジットカード会社の規定によって異なります。
新規でクレジットカードを発行した場合は、「受取人確認サポート」「本人限定受取郵便( 特定事項伝達型 )」、同会社のクレジットカードを2枚目以降作成した場合や更新クレジットカードの場合は、「簡易書留」で送られてくることが多いです。
クレジットカード受け取りの際に必要な本人確認
それぞれの発送方法では、受け取れる人物だけ・受け取り時に必要な書類も異なります。
受取人確認サポート | 本人限定受取郵便( 特定事項伝達型 ) | 簡易書留 | |
---|---|---|---|
受け取れる人物 | 本人 | 本人 | 本人・同居家族・知人(委任状必須) |
受け取るのに必要な物 | 顔写真付きの公的証明書1点 | 顔写真付きの公的証明書1点 | なし |
受取人確認サポートや本人限定受取郵便は本人でないと受け取ることができません。また、どちらも本人確認書類(運転免許証やパスポートやマイナンバーカードなど)が1点必要です。
「顔写真付き公的証明書1点」とは主に以下の書類となります。
● 運転免許証
● 旅券(パスポート)
● マイナンバーカード
● 在留カード
● 特別永住者証明書
顔写真付きの公的証明書は、郵便物と住所も完全一致、名前も完全一致していなければ、受け取ることができません。(渡してくれません)
例えば郵便物の受取人の名前が「ユウビン タロウ 様」、そして、免許証【確認資料】の名前が「郵便 太郎」の場合は受け取り不可となりますので、クレジットカードを申し込む際には、誤字脱字には十分に気を付けてください。
一方で簡易書留の場合は、本人以外でも受け取れます。同居している人なら家族でない同居人でも受け取れるので、クレジットカードが届く連絡があったら代わりに受け取ってもらえるようにお願いするのもひとつの手です。
クレジットカード受け取りは、郵便局でもできるのか?
それぞれの発送方法では、郵便局や営業所で受け取れるかの可否が異なります。
受取人確認サポート | 本人限定受取郵便( 特定事項伝達型 ) | 簡易書留 | |
---|---|---|---|
受け取れる場所 | 自宅のみ | 自宅・ゆうゆう窓口 | 自宅・郵便局 |
受け取るのに必要な物 | 顔写真付きの公的証明書1点 | 自宅…顔写真付きの公的証明書1点 ゆうゆう窓口…不在票・顔写真付きの公的証明書1点 | 郵便局…公的証明書・不在票・同居家族以外が受け取る場合は委任状 |
前述したように、新規でクレジットカードを取得した場合には、本人がそこに所在している証明のために「受取人確認サポート」「本人限定受取郵便」が利用されます。
したがって、これらは郵便局や営業所での受け取りはできませんので、受け取るためには原則在宅する必要があります。
しかしながら、「本人限定受取郵便( 特定事項伝達型 )」の場合はゆうゆう窓口でのみ、受け取りが可能です。
ゆうゆう窓口で受け取りの際は、事前に申し込みが必要です。
こちらより、再配達や受け取り指定が可能です。▼▼▼
https://trackings.post.japanpost.jp/delivery/deli/prncplOny/?pot=3
全国のゆうゆう窓口は、こちらより検索ください。▼▼▼
https://www.post.japanpost.jp/shiten_search/index.html
簡易書留の郵便局での受け取り方は、こちらご参照ください。
参考 https://www.post.japanpost.jp/service/fuka_service/honnin/
https://faq.aeon.co.jp/faq/show/
保管期間が過ぎたクレジットカードはどうなる?
クレジットカードを保管期間内に受け取りしなかった場合は、クレジットカード会社にカードが戻されます。その場合には基本的に、解約となり、再送付はしてもらえません。
クレジットカードの再送付をご希望の際は、改めてカードの新規申込手続きが必要となります。
管理人は、一度保管期間を過ぎてしまい、再度申し込んだことがあります。完全にやらかしました。
皆さんは保管期間には十分お気を付けください。
【まとめ】クレジットカードの受け取りについて
- 自宅に郵送で届くのが一般的で、不在だと再配達となる
- 基本的には本人が受け取る。新規発行の場合は本人確認書類の提示を求められる
- 本人確認書類情報と、郵便物情報が一致していないと受け取れない
- 宅配ボックスや転居、転送サービスは使えない
- 簡易書留で送られてきた場合は、同居人でも受け取れる
- 郵便局で受け取れる場合もある
- 保管期間があるので注意
おすすめイオンカードは、こちらご参照ください。