今回は、銀魂初代担当編集者として有名な大西恒平さんがモデルになったキャラの、出演エピソードをご紹介します。
こちらの記事を読めば大西さんイジリのエピソードは、原作漫画・アニメでそれぞれで何話なのか、また内容も全てわかりますので、ぜひご参照ください。
大西さんがインタビューや、メディアで語った銀魂話もまとめています。
大西氏モデルのエピソード その1『大西初登場』
あらすじ
入国管理局をクビになったマダオ。このままではいけないと、就職活動をしますがグラサンが邪魔をして上手くいきません。
エピソードの詳細はこちらご参照ください。
銀魂 長谷川泰三がはじめて「マダオ」になったエピソード紹介|元ネタやアニメと原作の違いも紹介
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登場話数
- アニメ 第16話「考えたら人生ってオッサンになってからの方が長いじゃねーか!恐っ!」
キャラ解説
アニメオリジナルでマダオの就職面接官として登場します。
名前は「大西」と、そのままです。
入国管理局時代にマダオの部下だったらしく、マダオに酷い扱いを受けていた様子描かれています。その報復と言わんばかりに、無職のマダオを殴り踏み罵声を浴びせています。
大西の声優は、ジミー声優の太田哲治さんが担当しています。
こちらのエピソードが、記念すべき大西さん初登場の回となります。
大西氏モデルのエピソード その2『小東と大西』
あらすじ
食料確保のために池で釣りをする万事屋。そこで釣れたのは河童のおじさんでした。河童は昔から池に住んでいる天人なのですが、ゴルフ場建設のために池を追いだされようとしていて..
登場話数とキャラ解説
- 漫画 第18訓「男ならとりあえずカジキ!」
ゴルフ場社長の部下でありのゴルフバッグを持つ、眼鏡で白目な男。池を埋めようとする社長とは逆に、河童の祟りを気にしている様子。社長から「小東」と呼ばれています。
最後は銀さん(河童太郎)に制裁を喰らっています。
- アニメ第21話 Aパート「男ならとりあえずカジキ!」
地主のゴルフバッグを持つ、眼鏡で黒目がある男。アニメでは「大西」と呼ばれています。
声優は前回に引き続き太田哲治さんが担当されています。
大西氏モデルのエピソード その3『ギンタマン』
あらすじ
漫画雑誌を読みふけっていた銀時は漫画「ギンタマン」を酷評。するとそばに「ギンタマン」の担当である小西の姿が。銀時の暴言に憤慨した小西は、担当編集者としての怒りと仕事の愚痴を爆発させる。それを聞いた銀時は「ギンタマン」を面白い漫画にするため、自ら担当編集者となって漫画家に会いに行くことに…。
引用|Amazonプライム
登場話数とキャラ解説
- 漫画 第169訓「好かれないものほど愛おしい」
このエピソードではこれまでの様なちょい役ではなく、がっつり話の中枢人物として描かれています。そして漫画雑誌編集者と設定されているように、現実の大西さんにより近いキャラクターです。
名前は『小西恒長』です。ビジュアルの特徴として、小西の身長は149cmと小柄であり、銀さんと並ぶと親子の様にみえます。しかしながらイチモツは身体の半分ほどあり、モザイク範囲が半端ないです。
- アニメ 第100話「好かれないものほど愛おしい」
アニメ銀魂3年目スタート、そして100回目の記念すべきエピソードです。
ゴールデンからの左遷、度重なる打ち切り危機、PTAからの苦情、カツカツの予算etc..多くの困難を乗り越え、再スタートを切った3年目!
ちなみに、この3年目からは監督が高松信司さんと藤田陽一さんの連名となりました。
記念すべき100話目でこのエピソードをチョイスするセンス、3年目スタートの気合いを感じます。
小西の声優は、鈴木千尋さんが担当しています。
- おおきく振りかぶって 栄口勇人役
- Free!シリーズ 鴫野貴澄役 等
ストーリーは漫画とアニメで大きな差はありませんが、『ギンタマン』のオープニングがアニメでは作られています。ドラゴンボールをオマージュしている内容で、歌タイトルは「どんだけー!ギンタマン」です。
銀魂100話目を見る
大西氏モデルのエピソード その4『洞爺湖サミット』
あらすじ
かつて、銀時の適当なアドバイスによってジャンプで絶大な人気を獲得し、アニメ化までされたマンガ「ギンタマン」。そんな人気作を、担当である小西から大藤は引き継いだのだが、今やその人気は衰退する一方だった。そんな絶望的ともいえる状況の中で、テコ入れを試みるべく再び銀時が力を貸すことになり…!
引用|Amazonプライム
登場話数とキャラ解説
- 漫画 25巻 洞爺湖サミット2008 座談会
- アニメ第135話「地球の前にもっと危ない『ギンタマン』の未来を考えろ」
こちらは単行本に掲載されたコラムをアニメ化したエピソード。
コラムアニメ化という奇抜なことをするのは、銀魂だけではないでしょうか。
コラムメンバーは、空知英秋、現担当編集・齊藤優、前担当編集・大西恒平、漫画家・大石浩二の4名(敬称省略)。
このメンバーで銀魂の『重大欠点』を修正していく熱き討論が、井の頭公園で行われました。
つまり井の頭公園は聖地ですので聖地巡礼してみてください。「ここに空知先生が座ったかも」という妄想に励んでください。
アニメでは、4人のコラム討論メンバーをモデルとしたキャラに、銀さん加えた5名で『ギンタマン』をどう面白くするかを討論します。
アニメの流れはコラム内容に沿って作られていますので、是非両者を見比べてみてください。
今回のエピソードでは、大西さんをモデルにした「小西」だけではなく、当時の銀魂担当編集者(二代目)である齊藤優さんをモデルとした「大藤」というキャラが出てきます。
小西の担当声優は前回に引き続き鈴木千尋さん、大藤の担当声優は檜山修之さんです。
- やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。材木座義輝役
- SHIROBAKO 木下誠一役
- 乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です グレッグ・フォウ・セバーグ役 等
ちなみに漫画家・大石浩二さんモデルのキャラは『小石』という名で、担当声優はシャチや原田でお馴染みの三宅健太さんです。
ギャグ漫画家。代表作に「いぬまるだしっ」「メゾンド・ペンギン」「トマトイプーのリコピン」があります。
コラム掲載当時、週刊少年ジャンプでは「いぬまるだしっ」が銀魂と同時掲載されていました。
「ジャンプ+」に連載中の「トマトイプーのリコピン」の休載お詫び文が秀逸だと、バズったことが記憶に新しいです。
この度の休載につきまして pic.twitter.com/B0wsSm2NnF
— 大石浩二 (@k_marudashi) 2022年3月13日
大西氏モデルのエピソード その5『マジちょい役』
エピソード内容
吉原炎上篇です。
登場話数とキャラ解説
- アニメ第139話「財布は尻ポケットに入れるな」
- アニメ第143話「四本足で立つのが獣、二本足と意地と見栄で立つのが男」
- アニメ第144話「寝物語は信用するな」
晴太がスナックお登勢で働いてる回想の中に、ちらっと映り込んでいます。セリフはありません。「大西」か「小西」「小東」かの判断はつきませんでした。こちらはアニメオリジナルの描写です。
一瞬しか映りませんが、どこにいるかをぜひ探してみてください!
吉原炎上篇を見る
大西氏モデルのエピソード その6『檻に入った有能編集者』
あらすじ
ジャンプ編集部五年目の本田・J(ゼリービーンズ)・ヴァンガード。彼は、歴代の担当編集を廃人に追いやり、避難所という名の牢獄へと送ってしまう有害漫画ギンタマンの現・担当編集だ。避難所生活から逃れるためには有望な新人を見つけてギンタマンの担当を外れるしかない。ある日漫画の持ち込みにやってきた新人はペンネームN3016番。いかにも中二臭い雰囲気だが、その新人とは…
引用|Amazonプライム
登場話数とキャラ解説
- 漫画 第361訓 「漫画という画布に人生という筆で絵を描け」
- アニメ第243話 「漫画という画布に人生という筆で絵を描け」
このエピソードで小西は、ゴリラ避難所なる檻で『どんだけェ』と雄叫びを発しています。声優は前回に引き続き鈴木千尋さん。
またゴリラ避難所には大藤も入っており、こちらも声優は前回引き続き檜山修之さんです。
今回のエピソードでの主軸人物である「本田・J・ヴァンガード」は、当時の銀魂担当編集者(四代目) 本田佑行さんをモデルにしています。本田さんは六代目担当編集者でもあります。
担当声優は樫井笙人さん。樫井さんは他にもアニメ第30話で謎の影、第46話でスナックすまいるの店長の声も担当されています。
アニメ銀魂第30話については、こちらご参照ください↓
銀魂 大西さんが出演のエピソードは何話でみれる?|初代銀魂担当編集者・大西さんの紹介まとめ
今回は、銀魂初代担当編集者として有名な大西恒平さんがモデルになったキャラの、出演エピソードをご紹介します。 こちらの記事を読めば大西さんイジリのエピソードは、原作漫画・アニメでそれぞれで何話なのか、ま ...
さらには、アニメオリジナル描写として、銀魂担当編集第三代目の中崎敦さんがモデルのキャラ「長崎」が、ギンタマン元担当でとして登場しています。
長崎は必死に「俺はエリートだ!こいつらとは違う!」と訴えていますが、これは中崎さんが東大出身であることが故のイジリです。
何巻かの空知先生のコメントで「東大出身のひとが担当についた」と書いているのを記憶しています。
恐らく中崎さんのことだったと思いますが、何巻のコメントであったか確認しますので、宿題にさせてください。<(_ _)>
歴代・銀魂担当編集者たちの座談会
劇場版『銀魂 THE FINAL』を記念して、銀魂を担当していたジャンプの編集者が集結し、銀魂についてを語っておられます。
印象的だったのは、僕の担当時代に『大銀魂展』(2016~2018年)というのをやっていて、僕らはノベルティの名刺を作って入場のところで皆さんに配ってたんですね。そのときに大西さんに握手の行列ができて。アイドルみたいでしたね(笑)。
引用|『銀魂』歴代編集者がいまだから明かす!「銀魂10大ウラ話」
管理人も大西さんと握手したかった。
地方住みは辛いよ
読者には知り得ない裏話盛りたくさんで面白いので、是非一読、いや最低百読ください!
歴代担当編集者8名と空知先生の座談会もあります。銀魂公式ファンブック「広侍苑」に掲載されています。
こちらも裏話満載で素晴らしいですので、ぜひ手に取ってお読みください!
大西さんと空知先生の修羅場
お笑いコンビサンドイッチマンとのコラボ企画にて、週刊少年ジャンプ編集者がゲストに呼ばれトークをしたことがあります。そこには大西さんも呼ばれており、銀魂の話をされていました。
本田班長:空知先生、有名ですけど原稿が遅いんで。原稿描いている時に、その1枚がなかなか終わらないと、大西さんがずーっと原稿の端を持ってるんですって。
引用|サンドウィッチマンが週刊少年ジャンプ編集長と裏話を語る
伊達:ええー!
富澤:ははははは!
本田班長:で、空知さんが描いている途中で大西さんが(原稿を)引っ張って「もういいだろうがよ!」「まだ描いてるって言ってんだろうがよ!」って、空知さんと大西さんが2人でメッチャケンカしてて、で最後本当に『北の国から』みたいに「まだ描いてるって言ってるでしょーが!(怒)」って言って、空知さんがメチャメチャキレるっていうエピソードを、当時のアシスタントから聞いて…
富澤:これは実話ですか?
大西副編:…実話ですね。けどこっちも「印刷所待てねえって言ってんだろうが!(怒)」って、もうどなり合い。
大西さんが印刷所に原作を引っ張って持って行ってくれたおかげで、読者は安定して銀魂を読めていたのです。感謝しかありません。
全文はこちらよりお読みください。
大西さんと鬼滅の刃と銀魂
大西さんは鬼滅の刃の初代担当で、吾峠呼世晴先生を連載まで押し上げたことでも有名です。
銀魂 THE FINALの入場特典を「鬼滅の刃」炭治郎&柱を描き下ろしイラストカードにできたのは、大西さんのコネクションのお陰なのかもしれません。
鬼滅の刃歴代担当者の座談会はこちら
大西さん、銀魂メアドを変更した話
大西さんのエピソードとして、銀魂からワンピースへ担当変更した際、ワンピース作者・尾田栄一郎先生にメアドを変えさせられた話が有名です。
服部「大西さんは『銀魂』を担当していて『gintama~』みたいなメールアドレスだったんですよ。それで尾田さんから『なんてメアドが銀魂なんですか?』って言われたら、大西さんが5秒後に『ONE PIECE1ban~』みたいなメアドに変えて(笑)。」(一同爆笑)
土生田「すごいなぁ(笑)。」
井坂「でも尾田さんはそういうの喜ぶんですよね。『(お世辞とはわかっていても)それがうれしいんだよな』って(笑)。」
大西さん、銀魂をメールアドレスにしていたなんて銀魂への愛を感じますね。銀魂を大人気コンテンツに押し上げた敏腕編集者、愛があるからこそのことであると知りえたエピソードでした。
大西さんの身長のなぞ
漫画やアニメでは、小西は小さく(イチモツを除く)描かれていました。
銀魂公式ファンブック 広侍苑の「歴代編集」の語録箇所には、銀魂の歴代担当編集者の簡単なプロフィールとともに、空知先生へのコメントが掲載されています。そこには勿論、大西さんの欄もあります。
初代担当 大西恒平
プロフィール
誕生日;5月2日
身長:187センチ
体重:59キロ
管理人はとても驚きました。
身長187cm...だと...。
しかし、同時に注目するべきは体重。
身長187cmで...59kg...だと...。
BMIは16.8とは大変な低体重です。
大西さん、編集業務が忙しすぎてお痩せになっているのでしょうか。
大西さんはメディアやSNSで顔出しされておられます。
あれ、ん?BMI16.8...なのか..?
大西さんの顔出しツイートを追っている中、管理人は決定的なものをみつけました。
橋本環奈さんとの何とも羨ましいツーショットなのですが、橋本環奈さんの身長は152cmと言われています。両者を比較しまして、大西さんが187cmあるようには見えませんね。
推定165cm程でしょうか。
このツイートより、広侍苑の大西さんのプロフィール内容に違いがあることがわかりました。
これは管理人の推測ですが、銀魂で小さく描かれたことの反動でこの広侍苑では高身長設定にされたのでしょう。
読者を飽きさせないこの仕掛け、さすがは伝説の編集者・大西恒平さんです。
まとめ
大西さんをはじめとして、担当編集者さんを次々とギャグキャラとして登場させることができるのは、空知先生の手腕と、リスペクトが根底となった絆があってのことだと想像します。
銀魂は唯一無二の作品でありことを、改めて感じることができました。
これからも銀魂を繰り返し楽しみましょう!
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