今回は、みんなで銭湯にいったら、屁怒絽一家と鉢合わせた話を解説していきます。
原作漫画では38巻第234訓「銭湯では身も心も丸裸」、39巻第235訓「椿派もヴィダルサスーン派もティモテ派も背中を流し合えば一つ」
アニメでは第220話「銭湯では身も心も丸裸」
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冒頭の神楽ちゃんと歌と、銭湯の値段
冒頭で神楽ちゃんがある歌を口ずさんでいます。
「あなたはもォ〜忘れたかしら〜赤い手拭いマフラーにしてェ〜」
この曲はかぐや姫の「神田川」という曲です。
1973年に公開されたフォークソング。作詞を担当したのは喜多條忠氏。
歌詞については色々と考察があがっていますが、喜多氏ご本人は以下のようにインタビューに答えています。
当時は学生運動盛んなころで、機動隊の中へがんがん突っ込んだり、権力との闘争が当たり前の時代。そうしたデモへ参加したあと、へとへとになって家へ帰ると、同棲相手の女性がそんなことに関係なく料理をしている。
そんな彼女の後姿を見ていると、デモに参加するより毎日手料理を作ってもらい。教員免許でも取って平凡な生活を送るほうが向いているような気がした。
その気持ちが自分の中で怖くなった。
その彼女の“優しさ”が怖かった。
女性言葉でありながら、男性目線でもあったようです。
意思や思想を捨てて、平穏な日常を過ごすのが怖いと、当時の時代背景を歌った歌詞が若い世代の共感を呼び、大ヒットを記録しました。
1973年当時の銭湯の平均価格は大人で55円、子供で20円です。当時の大卒公務員初任給が55,600円、ラーメン120円、映画代700円となっています。
参考│http://dankaisedai.co-suite.jp/memory/prices_showa/inrex.html
現代の価格帯(東京の銭湯価格500円)と比べると、やや高めの価格帯であるといえます。学生が毎日銭湯に通うことは、経済的な圧迫になることが読み取れます。
ちなみに、1970年代後半になると、オイルショックの影響で銭湯価格は170円と3倍以上に跳ね上がります。
銀魂では銭湯価格は大人200円、子ども100円となっています。
銀さんの家の家賃が6万円(歌舞伎町ど真ん中では良心的な価格)であることが第12巻の質問コーナーで明らかになっていますが、そこから物価換算すると、銀魂の世界は現代よりやや物価安であると考察します。
それでも、銭湯価格は200円は破格であるといえるでしょう。
しかしながら、安い施設にはヤバイ輩が集まりやすいので、この銭湯価格は今後の展開のフラグにもなっている気がします。
ガンジス川のかなしき現状ディストラクション
銀さんたちと、突貫工事中の近藤さん、湯船に浸かった土方さんと沖田さんが鉢合わせてしまったヤバイ銭湯風景。
銀さんと沖田さんが揃えば始まるいつものアレ。そう、ドSコンビネーション。
ドSコンビ誕生の瞬間は、こちらの記事をご参照ください。
ドSコンビは土方さんが浸かる湯にカップ麺の湯切りをしたり、パンツを洗ったりして「ここはガンジス川じゃねーんだよ!!」とツッコミをいれられています。
ガンジス川はヒマラヤ山脈からインドに流れる川です。10億人を超えるヒンドゥー教徒が聖なる川として崇拝するこの川は、毎日信者が沐浴を行っています。それだけでなく、死者の葬儀(火葬前に遺体を川で清める)を行ったりもされています。
この川には問題があり、未処理の下水が直接流れ込んでいたり、危険な廃棄物が放棄されており、水質汚染が問題視されています。
そんな川でも、飲料水としたり調理でも使用されていますので、日本との信仰や衛生概念の違いを思い知らされます。
「ここはガンジス川じゃねぇんだよ!!」というセリフの重みを感じますね。
椿派?ヴィダルサスーン派?
今回の回で愛用シャンプーは、近藤さんと土方さんはヴィダルサスーン派、銀さんは椿派、屁怒絽さんは髪に優しいで有名なティモテ派であると、判明しました。
昔のシャンプーのCMでは、椿とヴィダルサスーンは確かにインパクトのあるもので、記憶に残りやすいです。
アニメでは考慮されて「つばきき」「ヴィダルサハフーン」となっていました。
みなさんはシャンプーは何派か、コメントでぜひお知らせください。
管理人はコスパ良い「いち髪」派です。
アダムスファミリーと屁怒絽一家は似ている?
久しぶりに登場する屁怒絽さんは、ご家族連れでした。
しっかりと登場するのは、アニメ第68話 (漫画10巻 第82訓)「渡る世間はおばけばかり」以来です。
くわしくいえば、アニメ第88話(漫画16巻 138訓)「合コンは始まるまでが一番楽しい」にちチラッと一コマに写っていますので、それ以来の登場ですね。漫画ではセリフあったのですが、アニメでは無言でした。屁怒絽さんを合コンに誘ったら、さらに面白いことになってたでしょう。
屁怒絽一家をみて近藤さんは「なんだあのアダムスファミリー!?」といっています。
アダムスファミリーとは、1991年に公開されたホラーコメディ映画です。
キツめのブラックユーモアあふれる独特な世界観で、起承転結がはっきりしていますので、何も考えないで楽しめる作品でおすすめ。
アダムスファミリーと屁怒絽一家の共通点は、家族を大切に思っているところです。独特な見た目から勘違いされがちですが、みんな家族に対して無限の愛情を注ぐ人達なのです。
人はやはり見た目で判断出来ないと、確信しました。
しかし、それを近藤さんたちが知るのは、色々とやらかした後なのでした。
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氷風呂(アイスバス)に浸かっても大丈夫?
キンキンに冷えてやがるアイスバスを好む茶吉尼族。断れずに一緒に浸かる銀さんたちですが、地球人にとってアイスバスは身体に良いのでしょうか?
アイスバスは、冷水浸漬法(CWI)というスポーツ療法の一種です。
激しい運動を行った直後の筋肉の腫れを、アイスバスに浸かることによって、血管が収縮して筋肉の腫れを抑制すると言われています。また、高ぶった神経を抑えて、心拍数を整え、睡眠向上にも効果的であるといわれています。
しかしながら、誰にでもアイスバスが適切というわけではありませんこと、ご留意ください。低体温のリスクが伴いますので、銀魂アイスバスを実現したい場合は、必ず医者など専門家の指示を仰いでください。
アイスバスについての詳細は、こちらの記事をご参照ください。
ローションに弱い茶吉尼族
「アンタも好きねぇシャチョさん」と片言呪文を唱えながら屁怒絽弟(四郎)にローションを頭からかけると、なんと身体から煙を出して焼けただれてしまいます。
なぜこのようなことになってしまったのでしょうか?原因追求のため、ローションの成分をみてみましょう。
メーカーにもよりますが、ローションの主成分はポリアクリル酸ナトリウムです。常温では固体(粉末状)の高吸収性高分子のひとつ。保冷剤の成分としても有名です。食品添加物にも使用されていて、安全性は高いと言われています。
そんなローションに弱い茶吉尼族。
メーカーによってはオーガニック成分でつくられたローションもあるので、敏感肌な茶吉尼族でもこちらなら大丈夫かもしれません。一度試していただきたいですね。
アニオリ 転ける沖田さん
ラスト、銀さんたちにしてもらったら江戸の風呂のおもてなしをしてあげようと、屁怒絽父が善意で言い出します。
原作漫画ではその言葉を聞いて、颯爽と走りだす沖田さん。しかし、アニメでは走った沖田さんは転んで桶にダイブし、逃走失敗していました。
普段からドSの沖田さん、やられる側に回ってガラスの剣は壊れていないか、心配です。
「打たれ弱い ガラスの剣」については、原作漫画8巻 第65訓「外見だけで人を判断しちゃダメ」、アニメでは35話をご参照ください。
まとめ
屁怒絽一家の名前を言えたら銀魂ヲタク間違いなし!
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
原作漫画では38巻第234訓「銭湯では身も心も丸裸」、39巻第235訓「椿派もヴィダルサスーン派もティモテ派も背中を流し合えば一つ」
アニメでは第220話「銭湯では身も心も丸裸」
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ヘドロ登場回まとめは、こちらの記事をご参照ください。