街のスーパーで取り扱っている野菜ジュースで、ゼリーをつくります。
有機栽培についても触れていますが、そんな説明いらんからレシピはよ、というかたは目次より「オーガニック野菜ゼリーレシピ」まで飛んでください。
無添加野菜ジュースを選ぼう
せっかくのゼリーですので、無添加の野菜ジュースを選びましょう。
成分表示に、「果糖ぶどう糖液糖」「ぶどう糖果糖」「塩分」「香料」「着色料」「酸味料」の表記がないものを選んでください。
果糖ぶどう糖液糖のリスクについては、こちらの記事ご参照ください。
管理人が今回選んだのはトップバリュー グリーンアイ「オーガニック野菜ジュース」。
さらりとして飲みやすいので気に入っています。
オーガニック(有機栽培)について【簡単に】
トップバリュー グリーンアイの「オーガニック野菜ジュース」は、有機野菜のみを使用していますので、慣行栽培(農薬や化学肥料を使う一般的な栽培方法)よりも有機栽培の野菜ジュースをチョイスしたほうが、ケミカルなものの摂取は極力控えられます。
有機野菜(オーガニック)とは、種まき、または植え付け前2年以上農薬・化学肥料不使用の畑で栽培され、なおかつ認証機関による“有機JAS認証”を受けた農産物のことです。
端的に言えば、有機JAS認証マークがあれば有機野菜という認識で大丈夫です。
有機野菜は必ずしも無農薬栽培ということではありません(※)が、有機栽培は使用できる化学肥料や農薬に制限があるため、野菜が化学物質の影響をあまり受けていない大きなメリットがあります。
※有機JAS規格は、人体にとって安全か、健康的かということに対しての記載がありません。自然にとって優しいか優しくないかという点が重視されている規格です。
トップバリューの「オーガニック野菜ジュース」の原材料は以下の通りです。
- 有機トマトジュース(濃縮トマト還元)[有機トマト(アメリカ産)]
- 野菜ジュース[有機にんじん(濃縮還元)]
- 有機ほうれん草(濃縮還元)
- 有機レモン果汁
国産野菜じゃないんだ..、と思われるかもしれませんが、そもそも国内有機野菜畑は全体の0.2%しかなく、この数値は世界的に見ても小規模です。
有機農業先進国では、イタリア8.6%、ドイツ6.1%、イギリス4.0%、フランス3.6%と、日本の何倍も普及しています。
またカナダは1.2%、アメリカは0.6と、日本は欧米諸国より有機農業の普及が遅れているのが現実です。
そのため、国内生産の有機野菜は高い値段設定となります。
コストを抑えるために企業は、海外の有機栽培農家と契約をし、濃縮果汁に加工・輸入をし、それを材料に商品を製造します。
このような企業努力のおかげで、オーガニック野菜ジュースを200円未満で購入することができるのです。
濃縮還元の安全性については、こちらの記事をご参照ください。
オーガニック野菜ゼリーレシピ
材料
- 無添加オーガニック野菜ジュース 500cc
- 森永製菓クックゼラチン 10g(2袋分)
- お湯(50~60度のお湯) 50cc~100㏄(粉ゼラチンを戻す用)
- てんさい糖 お好みの甘さで ( 管理人は大さじ3入れます )
砂糖の代用品について
きび糖・和三盆・赤糖など、他の含蜜糖でも代用可です。もちろん、上白糖・三温糖・グラニュー糖など分蜜糖でも作れます。
フラクトオリゴ糖を使う場合は、液体ではなく粉末タイプをご利用ください。(均一に混ざりやすいように。)
エリスリトールの場合、使いすぎるとお腹を下すことがありますので、量は調整ください。
→一度に摂取した時の緩下作用を起こさない単位体重あたりの量(最大無作用量)は、成人男性で0.66g/kg体重、成人女性で0.80g/kg体重と報告されています(Nutrition Research, Vol.16, No.4, 1996)
砂糖の過剰摂取の弊害は、こちらの記事をご参照ください。
ゼラチンについて
ゼラチンの健康効果については、こちらの記事をご参照ください。
レシピ
事前準備
1.ゼラチンをお湯に振り入れてふやかします。( 溶けやすい粉ゼラチン利用の場合は省略可 )
粉ゼラチンの場合、温めたジュースに直接入れても良いのですが、ダマになって失敗しないように、手間ではありますが一度お湯に戻します。
溶けやすい粉ゼラチンの場合は、直接温めたジュースに加えても大丈夫です。
管理人の場合、現在新田のニューシルバーゼラチンを使用していますが、直接ジュースに入れて溶かしています。
粉ゼラチンを一気に入れてしまうとダマになりやすく、ゆっくり過ぎても最後のほうに入れたゼラチンに水分が行き渡りません。
全体をふやかせるように、調整しながら入れましょう。
一気に入れてしまうとダマになりやすく、ゆっくり過ぎても最後のほうに入れたゼラチンに水分が行き渡りません。
全体をふやかせるように、調整しながら入れましょう。
ゼラチンを溶かすときのポイントは、50~60℃程度で溶かすこと。それよりも高温になると固まりにくくなるため、お湯やジュースの液体温度には注意しましょう。
作り方
①鍋に野菜ジュースと砂糖を入れて火にかけます。
②味見をし、甘さを調整しましょう。
③砂糖が溶けたら火を止め、ふやかしたゼラチン( や溶けやすい粉ゼラチン )を加えて余熱で均一に溶かします。
ゼラチンを溶かす際に沸騰させてしまうと固まらなくなりますので、必ず火を止めて加えてください。
④鍋底を氷水にあて、混ぜながらトロミがつくまで冷やし、器に流し入れます。
⑤冷蔵庫で2-4時間位冷やし、固めたら出来上がりです。
濃厚なトマトの味に、レモン果汁の酸味が程よく効いていて、さわやかでとてもおいしかったです。
甘さは控えめに作りましたので、後味もよかったです。
材料費(4皿分)
ゼラチン10g 約50円
トップバリュー野菜ジュース 500ml 約110円
てんさい糖 大さじ3(約45g)約50円
合計210円
材料費はやや高く見積もっています。
イオンでの買い物は、お客様感謝デーにすれば5%オフで購入できますので、おすすめです。
5%オフで買い物するにはイオンカードが必要です。おすすめイオンカードはこちらの記事をご参照ください。イオンカード所持者が受けられる特典についてもまとめています。
レシピ材料のおすすめ紹介
砂糖(甘味)
有名な「ホクレンのてんさい糖」。スーパーに販売されています。
粉砂糖のようなくちどけの良さのてんさい糖。「ホクレンのてんさい糖」よりお安く、スーパーに販売されています。。
おすすめフラクトオリゴ糖は「ニチガ」の商品!砂糖の代わりに使うことで、血糖値上昇を抑えられます。
エリスリトールもニチガがおすすめです!(安いから☆)
ゼラチン
小分けタイプがおすすめです。スーパーには必ずある(はず)森永製菓のゼラチン!
たくさんゼリーを作る方は、大容量がコスパ良き!
いろいろなタイプの業務用ゼラチンを取り扱っている、ゼラチン老舗の新田ゼラチンを推します。
ゼラチングレードによってお値段が異なりますが、ご家庭用でしたら標準グレード商品で充分です。
【標準グレード シルバー】
粉末ゼラチンの定番品です。においが少ないので、用途を選ばずに幅広いメニューにお使いいただけます。牛骨・牛皮由来。
【標準グレード ニューシルバー】
牛骨、牛皮由来の標準的なゼラチンです。においが軽減されて素材の持ち味を活かせ、料理やスイーツなど幅広いメニューにお使いいただけます。
手軽にお使いいただける顆粒ゼラチンで、独自製法によりふやかす手間なし、直接お湯に振り入れて溶かせます。