パン屋などで販売されている「パンドミ」。
見た目は食パンと似ているものもあるため、一般的な食パンとして購入する方もいるかもしれません。
しかしながら、パンドミと食パンは明確な違いがあります。
管理人もパンドミの魅力にとりつかれたひとりです。
この記事では、パンドミの特徴や食パンとの違いについて解説します。
また、いつも管理人が作っているパンドミのレシピをお伝えします。
パンドミとは
パンドミは、フランスが発祥のパンです。フランス語ではPain de mieと表記されます。
「mie(ミ)」は「中身」という意味で、直訳すると「Pain de mie=中身のパン」中身(クラム)のパンという意味になります。
フランスでは、フランスパンやバゲットように皮の食感が楽しめるものが好まれいますが、それに対してパンドミは、中身を味わい楽しむのが特徴です。
パンドミの味・食感
お店によっても異なりますが、パンドミは基本的にバターなどの油脂や砂糖の量が一般的な食パンと比べて少ないので、小麦粉の香りが引き立ちます。
よって、甘みのある食パンと違いパンドミはさっぱりした味わいになります。
食感はモチモチで、しっかりした生地になります。
一方食パンはしっとりした食感が特徴といえます。
パンドミの食べ方
パンドミの場合、トーストするとサクッとした食感になることも魅力です。チーズとケチャップをのせてトーストすると、即席モチモチピザ風ができあがります。
パンのトーストは高温で短時間が美味しくする条件!
焼きたてをスライスしてそのまま食べるのが、一番のおすすめです。
焼きたてをカットすると、小麦の香りが広がり、その香りを愉しみつつモチモチ食感を味わっています。
ココナッツオイルとはちみつで甘々にしています。
パンドミについてのまとめ
パンドミは砂糖や油脂が少量で、あっさりしたフランス発祥のパン。見た目は食パンと似ているが、味わいや食感は異なる。
パンドミを手作りできないの?
パンドミも手ごねで手作りできます。
しかしながら、パンドミの生地は一般的な食パンと比べて水分量が多く、温度や湿度といった発酵環境の管理など、仕込みの難易度が高くなります。
季節によって発酵時間が異なりますので、生地の様子をこまめに確認する必要がありますし、レシピ通りに作ったとしても美味しく仕上がるか保証はできません。
チャレンジしてみたいかた、自信のあるかた、時間に余裕のある方は、手作りパンドミ頑張ってみてください。
パンドミが作れるホームベーカリー
パンドミモードを搭載したホームベーカリーは、パナソニック製品のみです。
管理人もパナソニックのホームベーカリーを使用しています。
パナソニックのパンドミモードは、イーストも少量で済みます。温度センサーが発酵環境を自動で管理しているため、少量でじっくり発酵してくれるのです。
イーストの量を減らし、そのぶん発酵時間を増すことで、素材そのものの風味を愉しむことができます。
ひと手間も、ふた手間もかけたパンにこそ“本格”と呼ぶにふさわしいおいしさがあります。
その手間をパナソニックのホームベーカリーが自動で行ってくれるのです。
全てのパナソニック製ホームベーカリーに、パンドミモードが搭載されているわけではありません。
パンドミモードが搭載されている製品は以下の機種です。
- SD-MDX4
- SD-MT4
- SD-MT3
- SD-MDX102
- SD-BMT2000
- SD-MDX101(生産終了)
- SD-MT2(生産終了)
スペック | ビストロ SD-MDX4 | SD-MT4 | SD-MDX102 | SD-BMT2000 | SD-MT3 |
---|---|---|---|---|---|
容量(食パン) | 1斤、ハーフ | 1斤、ハーフ | 1斤、ハーフ | 2斤、1.5斤 | 1斤、ハーフ |
サイズ (幅×奥行×高さcm) | 26.3×35.6×35.3 | 24.1×30.4×34.7 | 26.3×35.6×35.3 | 25.6×38.9×38.2 | 24.1×30.4×34.7 |
重量 | 6.0kg | 5.6kg | 6.2kg | 6.9kg | 5.7kg |
自動メニュー数 | 43 | 41 | 41 | 40 | 39 |
予約タイマー機能 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
マニュアル機能 | 〇 | × | × | × | × |
リッチ パン・ド・ミ(※) | 〇 | 〇 | × | × | × |
低糖質パン | 〇 | 〇 | × | × | × |
3D匠ねり・Wセンシング発酵 | 〇 | 〇 | × | × | × |
※「リッチ パン・ド・ミ」モードとは
「パン・ド・ミ」よりリッチな配合にするための、プログラムが組み込まれています。
通常、生クリームを使うとパンのグルテン生成がむずかしく、膨らみにくくなります。
しかしながら「リッチ パン・ド・ミ」モードを使うことで、で生クリームを使ったパンの作成がが可能となるのです。
また「ねり」と「ねかし」の工程を多くすることで、粉と水の結合を促し、よりソフトな生地にします。
さらには、発酵の工程では細やかな温度調整と最適なガス抜きをすることで、きめ細やかな仕上がりを実現しました。
リッチ パン・ド・ミの、パナソニックレシピはこちら
パナソニックのホームベーカリーの特徴
パナソニックのホームベーカリーの特徴は、「中麺法」です。
水と小麦粉をコネてからその後にイーストを投入する手法を中麺法といいます。
この中麺法により室温、水温の微妙な差に左右されず安定した発酵が可能になり、イースト臭が少なく弾力性の有るパンに仕上げることが可能となります。
その他便利な機能は、焼き上がり時間を設定できる予約タイマー機能です。
朝に仕上がるようにセットすれば、朝焼き立てパンの香りとともに目覚めるということもできます。
ほかには、具材自動投入機能・焼き加減調整機能・早焼きモード・豊富なメニュー数がある点も、パナソニックホームベーカリーを選んでよかったと思えるところです。
ビストロ SD-MDX4
プロの技法を取り入れた独自技術で、おまかせでおいしいパンがつくれる「ビストロ SD-MDX4」。
■ホームベーカリーの実力はねりと発酵で決まる。「3D匠ねり」と「Wセンシング発酵」を搭載
プロの技法を取り入れた独自技術で、一年中安定してふっくらパンが自宅でつくれます。
■「おうち乃が美」に向く「リッチ パン・ド・ミ」メニュー搭載
生食パンに最適なプログラムで、きめ細かくやわからい焼き上がり。
■手軽にヘルシーパンができる「低糖質パン」メニュー搭載
低糖質パンミックスを使って、糖質60%オフでもふっくら、翌日までしっとりおいしいパンが焼けます。
「ビストロ SD-MDX4」さらにこだわってパン作りをしたいなら、生地のこね・発酵・焼きをそれぞれ自分好みに調整できるマニュアル機能が便利です。
とくに成形パンを作ることが多い方の場合は、マニュアル機能搭載の「ビストロ SD-MDX4」がおすすめです。
生地のこね・発酵・焼きをそれぞれ自分好みに調整できるマニュアル機能は、こだわり派にとっては便利な機能です。
SD-MT4
先に紹介した、「ビストロ SD-MDX4」のマニュアル機能が備わっていないタイプになります。
ビストロ SD-MDX4はオーバースペックと思われる方は、SD-MT4をご検討ください。
SD-MDX102
「ビストロ SD-MDX4」や「SD-MT4」は高スペックモデルでしたが、こちらは機能が削減されたタイプとなります。
「3D匠ねり」「Wセンシング発酵」「リッチ パン・ド・ミ」「低糖質パン」がありません。
とはいえ、 SD-MDX102も基本的なオートメニューなどは搭載されているので、パン作りには十分です。
SD-BMT2000
SD-BMT2000のとは、2斤のパンを焼けるということです。餅も1升を一気に作ることができます。
家族の多い方は、こちらの機種がおすすめです。
もちろん、パンドミをはじめとした美味しいパンを焼くのには十分な機能が備わったモデルです。
SD-MT3
SD-MT3は現行のパンドミモード搭載モデルの中で、一番シンプルな機種になります。
その分お値段も一番お安いので、他の機種はオーバースペックというかたにおすすめです。
管理人もこちらのホームベーカリーを使用していますが、十分美味しいパンが出来て満足しています。
砂糖を使わない、パンドミのレシピ
管理人は、パナソニックのSD-MT3を使用しています。
レシピはパナソニックが提示してくれているレシピ通をもとに作っています。
パナソニックホームベーカリーのパン・ド・ミ (1斤分)の材料と分量
強力粉・・・・・・・250g
バター・・・・・・・ 20g
砂糖・・・・・・・ 21.5g(大2½)
塩・・・・・・・・・・ 5g(小1)
水※・・・・・・・・ 190g(ml)
ドライイースト・・・ 1.4g(小½)※室温が25℃以上のときは、約5℃の冷水を10g(ml)減らして使う。
【ホームベーカリー】パン・ド・ミの作り方
パンドミモードは、材料のメーカー指定や、バターの乳脂肪分の指定はありません。街のスーパーで手に入る材料だけで、だれでも美味しい生食パンが作れるような仕様になっています。
私は普段の料理でも砂糖は使わないので、パンにははちみつやフラクトオリゴ糖を代用しています。量は強力粉250gに対し、はちみつ(オリゴ糖)20gにしています。
砂糖なしでも発酵も問題なく、美味しく焼きあがっています。
砂糖過剰摂取のデメリットは、こちらの記事をご参照ください。
たまに違った味わいにしたく、バターの代わりにココナッツオイルを使用したりもしています。ココナッツオイルを使うと独特の甘みのある味になり、こちらも美味しいで。使用量はバターと変わりありません。
ココナッツオイルは、アイハーブから購入しています。California Gold Nutritionのココナッツオイルです。
第三者機関によって監査された現行適正製造基準(cGMP)登録(認定)施設で製造されています。
漂白剤を使わずにオイルを分離して、なめらかな未精製のバージンオイルを精製しています。遺伝子組み換え原料、ヘキサン、殺虫剤は一切含まれず。
パッケージにはBPAとフタル酸塩不使用のプラスチックが使われています。
ココナッツオイルの健康効果については、こちらの記事をご参照ください。
ココナッツ繋がりで、ココナッツミルクの健康効果については、こちらの記事をご参照ください。