銀魂

銀魂 号泣会見野々村元議員のオマージュ解説丨野々村氏の不祥事まとめ

今回ご紹介する銀魂のエピソードは「野々村氏の号泣会見をオマージュした銀さん謝罪会見」です。

オマージュの天才である銀魂が、謝罪会見の元ネタとして選んだのは野々村元兵庫県議会議員でした。元ネタ解説と、野々村氏の不祥事内容についても深堀りしていきます。

銀魂野々村氏オマージュエピソード

銀魂で野々村氏がオマージュされた理由

銀魂アニメ第266話 「一時停止はうまい具合には止まらない」

こちらはアニメオリジナルです。このエピソードは銀魂アニメ7年目のはじめの放送にあたります。その前には劇場版が上映されていました。しかも劇場版のタイトルは「劇場版銀魂 完結篇 万事屋よ永遠なれ」と、これで終わりと匂わせるものとなっていました。それなのに今回のアニメ再開。謝罪から始まって然りな状況でした。

さらには、アニメの新シリーズ再開とはしゃぐゆえ、特徴的なリアクションをして、当時の日本人を騒がせた野々村氏を元ネタとしたと推測します。

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銀魂アニメ 号泣会見の内容

アニメ冒頭で「アニメ銀魂再開にあたって坂田銀時氏による謝罪会見が行われる模様です。」という釘宮理恵さんのナレーションから始まります。

出てきた銀さんはトレードマークの天パは成りを潜め、ぴっちり七三で髪を固めており、神妙な面持ちで会見をはじめます。アニメ銀魂の失態についての謝罪と釈明会見をするとのこと。

銀魂アニメがどのような失態をしたのか?その内容は是非本編をご覧ください。

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銀魂アニメ 号泣会見と野々村氏の一致箇所

号泣会見1 耳に手をあてる

記者(新八くん)の質問中、銀さんは手を耳に当てて目を細める様子をみせます。これは野々村氏の会見で有名なところです。

野々村氏も質問する記者に対して数度「もう一度いいですか」と言いながら耳に手をあて傾聴するポーズをとっています。

銀魂 政治家のオマージュまとめ|登場話数、何巻にでているのかも紹介
引用|銀魂制作委員会

クリソツやん

号泣会見2 突然泣き出す

銀魂 政治家のオマージュまとめ|登場話数、何巻にでているのかも紹介
引用|銀魂制作委員会

銀さんは記者(新八くん)の質問途中で突っ伏して泣き出します。 

野々村氏の場合、突っ伏すことはありませんでしたが、質問に答えている途中で突然喚いたと思ったら泣き出すところは、一致しているといえます。

号泣会見3 何を言っているのか分からない

銀さんは銀魂アニメ再開の理由や、それに関する苦悩を泣きながら吐露します。なにを言っているのかは判断できるのですが、「Pの何がわかるっていうんですか」という内部事情については、視聴者からしますと意味が分からない、という「何言ってるか分からない」が当てはまります。

野々村氏の場合は、興奮して泣きわめいていますので、聞き取れないという「何言ってるのか分からない」が当てはまります。この何を言っているのか聞き取れない箇所を解読する特定班が、当時複数結成されていました。

号泣会見4 手をバタバタさせる

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引用|銀魂制作委員会

銀さんはテーブルに突っ伏しながら、両手をテーブルに叩いています。野々村氏も手を上下に振りながら、泣きながらしゃべっています。

号泣会見5「 何がわかるんですか!」と相手にキレだす

先にも出しました銀さんの「Pの何がわかるっていうんですか」という、視聴者に投げかけているセリフと類似するものを、野々村氏も発言しています。

会見場で質問した記者サトウさんに対して野々村氏は目を据わらせて「サトウ記者!アンタには分からないでしょうけどね!」と発しています。

いち視聴者からしますと、カラ出張を繰り返して私腹を肥やすひとの心理なんて「分かりません」し、そもそも「何言ってるか分からない」という感想です。

野々村竜太郎氏の不祥事

銀魂野々村氏オマージュエピソード

野々村元議員は、2013年度の政務活動費として300万円以上を支出しています。

その理由として、兵庫県豊岡市、佐用郡佐用町、東京都、福岡県福岡市の4ヶ所を日帰りで訪問した際の往復切符代としていますが、その領収書はなく、また訪問した報告書もみつかりませんでした。このことから架空請求をして政務活動費を横領したという疑惑が持ち上がり、大きく報道されました。

日帰り出張の架空請求疑惑だけでなく、切手と称して別の金券を購入した疑惑が持ち上がっています。その切手代金は176万円分に及びます。切手は金券ショップで高還元率で現金化できますので、高金額の切手購入は疑われて然りです。

さらには、80万円以上の家電を政治活動費で購入していたことも問題となっていました。

銀さんが再現してくれた、野々村氏の号泣会見 詳細

2013年、約300万円の政務活動費を支出していた問題で、同年7月1日に質疑応答形式の記者会見が開かれます。

日本人の記憶に深く刻んだ有名な号泣は、会見開始し2時間半ほどからです。

手を振り上げながら、なにやら喚き散らします。

泣きながら「政務活動費は議員活動全体に比較すれば小さなもの」と、自身の使い込みなんてちっぽけなものと受け取れる発言もしています。

きっとこれが本音

この会見では他にも見どころがありますのでご紹介します。

野々村氏会見ポイント

  • 記者会見会場の記者と名刺交換(それをしないと会見は始めないと強気な姿勢
  • 「質問にかこつけた暴言や恫喝という形で私が怖いなと感じた時点でこの記者会見は打ち切らせてもらいますので、何とぞ平常心をもって質問をしていただけますように」と記者に対してけん制する。(しかし平常心を保てなかったのは野々村氏のほうだった)
  • 地方への訪問について「どこから電車に乗ったから」「本当に行ったんですよね?」などと尋ねられても「無頓着なので覚えていない」など、記憶にないと発言するばかり(怒)
  • 水の飲み方が独特(手での飲み口を隠す)
  • 記者の質問に手を耳に当て「もう一回いいですか?」と聞き取れない様子が数回(銀さんが真似)

個人的には、水の飲み方も銀さんに再現して貰いたかったです。

会見の書き起こしサイトがあります。興味がある方はご覧ください。