スーパーで手軽に購入できる「ココナッツミルク」。
今回は、ココナッツミルク使ってプリンを作るレシピを紹介します。
ココナッツミルクの本来の味わいがある、節約無添加レシピを知りたい方はぜひご参照ください。
合わせて、ココナッツミルクの特徴や、保存方法についても解説しています。
ココナッツミルクの味
ココナッツミルクは、ココナッツの中身の固形胚乳から作られる白い液体です。
固形胚乳を刻み水に混ぜ、沸騰するまで煮詰め、それからココナッツの水分だけを濾したものがココナッツミルクです。
ココナッツミルクは、マイルドでミルキーな味わいです。含まれる脂肪分の含有率は平均17%ですので、クリーミー感が強いです。
料理では、ココナッツミルクのクリーミーさを生かし、コクや風味を上げる食材として辛い料理によく用いられています。
ココナッツミルクはスイーツにもよく利用されていますが、ココナッツミルク自体には甘さはありません。ココナッツミルクの甘さは、砂糖などの甘味料が添加されて再現されているものです。
ココナッツミルクは、牛乳の代用になる?
ココナッツミルクは脂肪分が高いという特徴から、牛乳アレルギーなど調理に牛乳が使用できないときに、牛乳の代わりに用いることができます。
しかし栄養の組成や含まれている栄養素は、ココナッツミルクと牛乳では大きく異なるります。
よって、牛乳の栄養素を得ることを目的とする場合は、ココナッツミルクを用いるのは不適切であるといえます。
市販のココナッツミルクは缶詰などの液体状のみではなく、粉末のココナッツミルクもあります。
しかしながら、粉末タイプの場合、製造過程で乳・乳製品由来の成分が含まれる場合があるので注意が必要です。
牛乳アレルギーの代替食材として使用する場合はきちんと原材料枠を確認の上、液体のココナッツミルクを使用するようにしましょう。
ココナッツミルクは牛乳と比較すると脂質が多く、糖質が少ないです。よって、糖質制限を目的として牛乳のかわりにココナッツミルクを利用するのに向いています。
しかしながら、脂質が多い分カロリーは高くなりので、その点は考慮して摂取量の調整を行ってください。
ココナッツミルクの栄養
ココナッツミルクは、中鎖脂肪酸の脂質、カリウム・マグネシウム・銅・鉄などミネラルが含まれています。
また食物繊維も豊富です。(100グラム中に約9g含まれている。)
ココナッツミルクの栄養や効果については、こちらの記事をご参照ください。
ついでにココナッツオイルについては、こちらの記事をご参照ください。
ココナッツミルクのプリンレシピ
材料
- ココナッツミルク1缶 (400ml)
- 森永製菓クックゼラチン 10g(2袋分)(もちろん他メーカーでも可)
- 成分無調整豆乳 (牛乳でも可) 150ml
- お湯(50~60度のお湯) 50cc~100㏄(粉ゼラチンを戻す用・溶けやすい粉ゼラチン利用の場合は不要。)
- てんさい糖 お好みの甘さで ( 管理人は大さじ2入れます )
- 豆乳について
無添加のプリンを作るため、「成分無調整」の豆乳を使用してください。
また、牛乳を使用する場合は「生乳」 を使用してください。
- 砂糖の代用品について
きび糖・和三盆・赤糖など、他の含蜜糖でも代用可です。もちろん、上白糖・三温糖・グラニュー糖など分蜜糖でも作れます。
フラクトオリゴ糖を使う場合は、液体ではなく粉末タイプをご利用ください。(均一に混ざりやすいように。)
エリスリトールの場合、使いすぎるとお腹を下すことがありますので、量は調整ください。
→一度に摂取した時の緩下作用を起こさない単位体重あたりの量(最大無作用量)は、成人男性で0.66g/kg体重、成人女性で0.80g/kg体重と報告されています(Nutrition Research, Vol.16, No.4, 1996)
砂糖の過剰摂取の弊害は、こちらの記事をご参照ください。
- ゼラチンについて
ゼラチンの健康効果については、こちらの記事をご参照ください。
レシピ
事前準備
1.ゼラチンをお湯に振り入れてふやかします。( 溶けやすい粉ゼラチン利用の場合は省略可 )
粉ゼラチンの場合、温めたジュースに直接入れても良いのですが、ダマになって失敗しないように、手間ではありますが一度お湯に戻します。
溶けやすい粉ゼラチンの場合は、直接温めたジュースに加えても大丈夫です。
管理人の場合、現在新田のニューシルバーゼラチンを使用していますが、直接ジュースに入れて溶かしています。
粉ゼラチンを一気に入れてしまうとダマになりやすく、ゆっくり過ぎても最後のほうに入れたゼラチンに水分が行き渡りません。
全体をふやかせるように、調整しながら入れましょう。
ゼラチンを溶かすときのポイントは、50~60℃程度で溶かすこと。それよりも高温になると固まりにくくなるため、お湯やジュースの液体温度には注意しましょう。
作り方
①鍋にココナッツミルク・豆乳・砂糖を入れて火にかけます。沸騰しないように注意してください。
②味見をし、甘さを調整しましょう。
③砂糖が溶けたら火を止め、ふやかしたゼラチン( や溶けやすい粉ゼラチン )を加えて余熱で均一に溶かします。
ゼラチンを溶かす際に沸騰させてしまうと固まらなくなりますので、必ず火を止めて加えてください。
④鍋底を氷水にあて、混ぜながらトロミがつくまで冷やし、器に流し入れます。
⑤冷蔵庫で2-4時間位冷やし、固めたら出来上がりです。
ココナッツミルクのマイルドでクリーミーな味わいと、程よい甘みで美味しくできました。
材料費(4~5皿分)
チャオコーのココナッツミルク缶 約210円
成分無調整豆乳 150ml 約30円
てんさい糖 大さじ2(約30g)約35円
ゼラチン10g 約50円
合計325円
材料費はやや高く見積もっています。
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ココナッツミルクの保存について
缶詰のココナッツミルクは、開封後は清潔なビンや保存容器に移して冷蔵庫では保管しましょう。
しかしながら、冷蔵庫でも長く保存ができないので、できるだけ早く1,2日のうちに使い切ってください。
すぐに使い切れないときには冷凍保存も可能です。
粉末のココナッツミルクは液体のココナッツミルクと比べると賞味期限は長くなりますが、吸湿しやすくかたまってしまうことがあるため、密閉できる容器や保存袋に入れて、湿気の少ない冷蔵庫や野菜室で保管してください。
ココナッツプリンのおすすめ材料
ココナッツミルク
ココナッツミルクは、街のスーパーで取り扱いがあります。
しかし重いので、管理人はネット購入しています。
ココナッツミルクは、カレーやチキン煮込みなど、料理でも定期的に使っていますので、ココナッツミルクをよく使うというご家庭は、コスト削減のためまとめて購入をご検討ください。
【オーガニックココナッツミルク】
無添加でオーガニックなココナッツミルクとして有名な「オーガニックココナッツミルク」
有機JAS認定商品です。
BPA不使用の缶を採用し、健康にとことんこだわったアイテムです。
【チャオコー ココナッツミルク】
タイNO.1ブランドココナッツミルク!コスパ良い「チャオコー ココナッツミルク」
その品質は世界の一流ホテルでも採用されるほど優秀です。手に入りやすい価格なので、カレーやスイーツなどさまざまな料理に惜しみなく使用できますよ。
酸化防止剤としてクエン酸が添加されていますので、完全無添加ではありません。
砂糖(甘味)
有名な「ホクレンのてんさい糖」。スーパーに販売されています。
粉砂糖のようなくちどけの良さのてんさい糖。「ホクレンのてんさい糖」よりお安く、スーパーに販売されています。。
おすすめフラクトオリゴ糖は「ニチガ」の商品!砂糖の代わりに使うことで、血糖値上昇を抑えられます。
エリスリトールもニチガがおすすめです!(安いから☆)
ゼラチン
小分けタイプがおすすめです。スーパーには必ずある(はず)森永製菓のゼラチン!
たくさんゼリーを作る方は、大容量がコスパ良き!
いろいろなタイプの業務用ゼラチンを取り扱っている、ゼラチン老舗の「新田ゼラチン」を推します。
ゼラチングレードによってお値段が異なりますが、ご家庭用でしたら標準グレード商品で充分です。
【標準グレード シルバー】
粉末ゼラチンの定番品です。においが少ないので、用途を選ばずに幅広いメニューにお使いいただけます。牛骨・牛皮由来。
【標準グレード ニューシルバー】
牛骨、牛皮由来の標準的なゼラチンです。においが軽減されて素材の持ち味を活かせ、料理やスイーツなど幅広いメニューにお使いいただけます。
手軽にお使いいただける顆粒ゼラチンで、独自製法によりふやかす手間なし、直接お湯に振り入れて溶かせます。