現在では廃盤になっています「DEEBOT OZMO SLIM 10」。エコーバックスの水拭き機能付き掃除ロボットです。こちらが突然異音を発し出した上、ゴミを吸い取らなくなりましたので、分解してみることにしました。この記事はそのときの記録です。
この記事のコンセプトと注意事項
この記事はDEEBOTの分解の様子を詳細に説明する記事ではありません。
分解の結果、一応は直りましたが、みなさまに分解を促す記事でもございません。
「素人が興味本位で分解してみた」という記録です。
分解してしまうとメーカーへの修理依頼を拒否される可能性が高いです。当然、メーカー保証内であっても分解に してしまうと保証対象外になります。
あくまでも機器の分解は自己責任であること、ご留意ください。
また、処分前提に分解しておりますので扱いがあらところがあります。「ガサツな奴だな」程度に、どうか生暖かい目でみてくだされば幸いです。
ディーボットへ問い合わせ
まずは、ディーボットへ修理費について、問い合わせをしました。以下がその回答です。
症状の原因や掃除機の状態などによって異なりますが、吸引に関する動作不良の場合、おおむね6000~10000円前後になるかと存じます。
お知らせいただきました不具合については、一度弊社サポート部署にて、より詳しい症状を確認の上、ご対応させて頂きたく存じます。
当時このDEEBOT OZMO SLIM 10は13,800円で購入しました。ここで修理代1万円とられるのならば、新しいお掃除ロボがほしい。マッピング機能付きのお掃除ロボがほしい。
修理に出さないことを決めた管理人。このまま処分するか、分解してみるか、この二択でしたら迷わず分解です。分解して直りましたら儲けものです。
電子メール:support.jp@ecovacs.com
24時間送信可能(返信は営業時間内)
コールセンター︰電話番号:0120-539-639
月曜日~金曜日の午前9時より午後6時(土日祝日は除く)
ディーボット分解手順
使ったドライバーは2種類です。どちらも100均で購入したものです。
ダストボックスを外しディーボットを裏返し、ブラシや給水タンクを外します。
そしてネジを外していきます。ネジの箇所は大きく分けて3箇所でした。
①吸引口、バッテリーがはいっているところ
②前側面の半円カバー
③裏側カバー
ネジ数は多くありませんが、注意するべきところが2つあります。
分解中の注意点ひとつめ
ひとつめは、②前側面の半円カバーと基盤の配線です。配線で繋がっていますので強くひっぱらないでください。このように配線が抜けてしまいます。
今回はコネクタが抜けただけでしたので、再度接続するだけでよかったのですが、線が切れたら、もうディーボットは使えなくなることでしょう。
この線は、ディーボットが障害物にぶつかったのを感知するためのものだと思います。
分解中の注意点 ふたつめ
ふたつめは、③裏側カバーです。しっかりとはめ込まれていますので、なかなか外れませんでした。管理人はマイナスドライバーで隙間を作り、力技で開けました。良くない方法である自覚はありますが、処分前提での行動ですので、生ぬるい目で見てください。
ちなみに、基盤を出すだけでしたら、①吸引口、バッテリーがはいっているところの分解は不要です。
ディーボット分解してみた結果
想像していたよりは綺麗だった
分解してみましたが、思っていたよりは綺麗です。前側面の半円カバーとそこと接触する基盤下に埃が付いていたのと、基盤、裏側カバーの内側に少し埃が付着していたのが気になったくらいです。
ディーボットのモーター
吸引が無くなりましたので、モーターの不具合と思っていましたが、汚れが溜まっていることもなく、むしろ全然きれいでした。
結局、分解してみたはいいけども、全く原因らしきものがみつかりませんでした。とりあえず、掃除できるところは綺麗にしました。
吸引口はとても汚かったです。この箇所はネジを外すだけで簡単に外れますので、こまめにお手入れしてあげたら良いでしょう。
見た目では異常を見受けられませんでしたので、ゴミを吸わなくなった理由はどこかの部品の故障とか基板に問題が発生したのかと諦めました。
モーターをキュッキュして遊んで(動画参照)、埃を取り除き、吸引口周辺を綺麗にして、組み立てました。
ダメ元で動かしてみると、直っていた!
スイッチを入れてみますと、なんと吸います!ゴミを吸っています!壊れたと判明した日には一切貯まらなかったゴミでしたが、10分動かしてみるとしっかりとゴミを集めてくれました。
上記の通り、管理人は一切修理作業はしていません。
原因真相は闇の中状態で、ディーボットがゴミを吸わなくなった問題は解決してしまいました。
DEEBOT OZMO SLIM 10をまだ使っている人へ|対応消耗品
OZMO SLIM 10は廃盤となりましたが、消耗品の販売はまだ残っています。消耗品についての販売サイトを公式に問い合わせしたのですが、Amazonと公式サイトでは取り扱いがないそうです。
OZMO SLIM 10のフィルター
OZMO SLIM 10のフィルターは単品販売がなく、サイドブラシ:4個 フィルター:3個がセットとなった交換用キットでの販売のみとなります。
OZMO SLIM 10のモップ
OZMO SLIM 10のモップは、3枚1セットで販売されています。
OZMO SLIM 10のバッテリー
バッテリーも消耗品です。
OZMO SLIM 10消耗品の互換品
公式の品よりも安く買いたいという方は、互換品をご検討ください。管理人はいつも安い互換品に頼っています。モップ、ブラシ、フィルターが4つずつのセットで。2600円~あります。
ただし、メーカー純正品でない物の使用は、自己責任でお願いします。
DEEBOT OZMO SLIM 10に近い、エコーバックス商品は?
今回取り上げましたDEEBOT OZMO SLIM 10は、既に廃盤となっています。
これに性能が近いエコーバックスの現販売商品は「DEEBOT U2 Pro」でしょう。お値段は3万円台と、現在販売中のディーボットシリーズの中では最低価格です。
次に買うお掃除ロボは?
現在一応は働いてくれてるディーボット。しかしまたいつ壊れるかわかりません。
管理人が欲しい機能は掃除機、水拭き、マッピング機能です。
これらすべてを備えた安価なお掃除ロボを比較検討した結果、アンカー(Anker)の「Anker Eufy RoboVac G30 Hybrid」が第一候補になりました。
欲しい機能備えて3万円代です。18ヶ月保証も、気持ち的に安心です。境界線テープがあることもポイントです。
今使っているディーボットがどうにもならない状態になりましたら、アンカーへ乗り換えます。
おすすめハンディ掃除機丨サブで持ってて損なし!
ディーボットがゴミを吸ってくれなかった間、サブ機としてもっいましたシャークのハンディ掃除機を使っていました。Shark EVOPOWER W35です。
ノズルの長いヘッドも付属していたので、今回の緊急事態時に大変役に立ちました。
こちらで掃除していたのですが、大まかに歩いて掃除掛けしていただけなので、取りこぼしがあった様です。
DEEBOT OZMO SLIM 10 EVOPOWER W35のほうが吸引力は強いですが、何往復も部屋を循環してくれるお掃除ロボのほうが、良くゴミを取ってくれることを改めて実感しました。
シャークのハンディ掃除機レビューは、また別記事にまとめます。
まとめ
壁や家具に体当たりすること多ですが、激安で買ったことを考慮すれば、このDEEBOT OZMO SLIM 10には満足しています。
壊れるまでこき使っていきます。
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